親孝行出来ずに後悔したこと 2

父にしてあげたかったこと

ガンで入院していた父親は、昔から家族に迷惑をかけてばかりでした。小学校の頃、転校ばかりで寂しい思いをしたのはいつも父のせいでした。栄転の時も左遷の時も、父は自分の事しか考えていませんでした。子どもの頃は、よく言い争いをしていましたが、何時の頃からか、感情を動かされることが嫌になり、私にとって父は好きでも嫌いでもない存在になっていました。

だから、ガンを患って入院していた時も、父に寄り添うことは出来ませんでした。食べることが大好きだった父に、亡くなるひと月前に、パンやお餅、お魚や果物を持って行ってあげるととても喜んでいました。入院していたので、食べ物に困ることはなかったのですが、「パンがとても食べたかった」と嬉しそうに言っていました。

このくらいで十分いいことをしたと、私は思っていましたが、父が亡くなってから、どうしてあの時の、ほんの少しでもいいから、お小遣いをあげなかったのかと、とても後悔しました。その後悔は今も消えていません。

その時の父の楽しみといえば、きっと売店に行って、自分の好きなものを買って食べることだけだったのだと、後になってから、ふと思ったからです。ふと思ったことが、今も心の中にずっとあります。ささやかな優しさを示すことはとても大切です。

親子喧嘩で出来なかった親孝行

私は小さい頃に母を亡くしていて父に育てられました。そんな父には感謝しなくてはいけなかったのですが、私が社会人になるときに一人暮らしをすることに関して父と喧嘩をしてしまいました。それからほぼ連絡を取ることがなく私は家を出てしまって数年が経ちました。

父と会うのが気まずいというのもあってなかなか帰ることがなくて、そろそろ実家に顔を出してもいいのかなと思った時に、親戚からの連絡で事故で亡くなったことを聞いて親孝行も何も出来ない状態で離れ離れになってしまいました。

父は本を読むことが好きだったので父のために本棚を作ってあげようと思っていました。私は美術大学に通っていてインテリア系の学科だったので父の好きな本棚を作ってあげようと実家にいる時に話したことがありました。父も喜んでいたのでそれを叶えてあげたかったです。

本当に大切な人の別れはいつ来るかわからないので、いつかしようと思っていたら遅いと思います。自分の親はいなくならないと思っていてもそんなことは誰にもわかりません。私はとても今後悔していて、本当に親孝行をしてあげたかったと思います。後でいいやと思わずに今からでも小さなことでもいいので親孝行をして自分の後悔をしないように過ごしてほしいと思います。

いつからいつかと先延ばししていた親孝行

私が親孝行出来なかったのは、実の母親に対しての話です。私の母親は、私が大学生になったその春に死にました。ずっと持病があり、治療でたまに入院したりはしていましたが命には関わるものではなくて家事育児は完璧にこなしてくれていた母でした。

でも、難病だったので本人にしか分からない苦しみがあったようで末娘の私が家を出て大学生となった年に自殺してしまいました。とっても優しくてお料理も上手で穏やかで常に子供のために色々としてくれた母親だったので、大好きでした。

だから、自分が大人になったら絶対に母親には近くに住む家を買ってあげて、いつでも行き来出来るようにして母親が老後の心配のないようにしようと思っていました。幸せな老後を過ごしてもらえるように毎月のお小遣いも渡せるような仕事につこうと思っていました。

私は、いつも家のことを全て完璧にこなしてくれている母親に感謝していたけどあまり手伝っていませんでした。病気があってもやれているから出来るのだと思ってしまっていました。

あの頃、もっと母親の手伝いをしたり話を聞いていたら少しは違かったのではないかと後悔してもしたりません。ましてや難病だったので効果的な治療もなく不安だらけの毎日だったのでしょう。

親孝行したい時に親はなしというのは本当で、まさか自分の母親がそんなに早く亡くなってしまうなんて信じられませんでした。年に一度でも良いから、もし今日親が死んでしまったならと考えて会いに行って出来るとをしてきて欲しいと思います。

今から親孝行をしましょう。

私が21歳の時に母が突然くも膜下出血で急死してしまったためです。 一緒に旅行に行き、美味しい物をいっぱい食べさせてあげたかったです。それから、誕生日や母の日など恥ずかしくてあまりプレゼントをあげたことがなかったのですが、恥ずかしがらずプレゼントをあげたかったです。

またご飯もいつも作ってもらっていたけれど、ちょくちょくご飯を作ってあげたかったです。それからいつもありがとうという感謝の気持ちを、恥ずかしがらずにたくさん伝えてあげたかったです。 親は当たり前のようにいつも居てくれると思ってしまいますが、実は当たり前ではないのです。気付いた時にはもう遅いかもしれません。

恥ずかしかったり、面倒に思ったり、親孝行をそういった理由でやってない人は今すぐにやってほしいです。親が生きていていつでも親孝行ができる環境というのは、当たり前ではないです。親孝行ができるチャンスを逃さないでください。いつ親が突然いなくなるかは本当に分からないものです。

実際、私は母親がいるのが当たり前だと思っていて、特に感謝を伝えることも親孝行することもできないまま、突然亡くなってしまいました。ありがとうの言葉をかける事もできないまま亡くなってしまったのです。私は10年経った今でも親孝行をしなかったことをとても後悔しています。皆さんには後悔しないように、今すぐ親孝行を始めてほしいです。

自分が目指していた分野に就職して親孝行したかった

高校生の時の進路として栄養関係の専門学校に行く事になりましたけど、その時はそこまで親もお金を持っていなかったので、余裕がない中で進学させてもらった感じです。

そこで、本来なら栄養関係の分野で就職して活躍して、学校に行かせてもらった事を後悔しないような成果を見せたかったですし、ちょっとでも感謝の気持ちで栄養関係の仕事で活躍して旅行に行かせてあげたかったです。

しかし、残念ながら事情もあり学校を中退してしまったので、私が思っていた親孝行ができなかったことを後悔しています。

まだ、親も元気ですので、今稼いでいる仕事で頑張って余裕ができたら以前考えていた旅行に行かせて上げたい気持ちがあります。旅行は楽しいですし、日頃の疲れなども取ることができるので親孝行としては最適なのかなと思います。

なるべく今まで行った事がないような場所に旅行させてあげると喜ぶと思いますし、また違った土地の文化を感じる事ができるので十分の楽しめると思います。

親孝行は、今までの感謝の気持ちを持ってしてあげる事ですが、なるべく早く親孝行してあげるのがお勧めです。親孝行する機会を逃してしまうとずるずる親孝行をするのが遅くなりますし、特に結婚したら新しい家庭を築き上げるのに集中しなければいけないですから、親孝行しにくい状況になる可能性があります。

もっと一緒に出かければよかったです

結婚をして、家を出て離れてしまったために、簡単に親孝行をできなくなりました。さらに、私が家を出る1ヶ月ほど前に父親が精神的におかしくなってしまい、母親に辛い思いをさせているまま、私も結婚で引越しをしないといけないということもあり、心配は残りながらも家を出ることになりました。

たまに、メールをしたり電話をしたりするのですが、元気がない母親の様子が伝わってきて、とても辛いです。もう少し、実家に居られるようにして、両親を旅行に連れて行ってあげたり、美味しいものを食べさせてあげたり、楽しい思い出を作ってあげればよかったなと思います。

実家に居るときには、自分が親に甘えるのが当たり前だと思っていたのですが、もっと自分が率先して旅行に行ったり外出しようと提案しておけばよかったなと思います。 私は、結婚が30歳を越えてでしたし、一人暮らしもせずにずっと実家に居たので、親と過ごした時間は長いです。

ですが、それでも、もっと親に感謝をして親孝行しておければ良かったなと思っています。離れてみて、やっと親のありがたみを感じたり、優しさを感じたりするのですが、離れてからでは遅いので、近くにいる間に、親に対する感謝の気持ちを忘れずに、大事にしていたほうがいいです。

私がしているお金をかけない親孝行とは。

私がしているお金をかけないで出来る親孝行は、週に2度程、両親のウォーキングに付き合っています。本当は毎日歩くことをさせたいし、自分もとっても歩く事が必要だと思っていますが、毎日はなかなか時間的には難しいので、週に2回は時間を作って両親と一緒にウォーキングをしています。

私が両親の親孝行をする上で、なぜお金をかけないかと言いますと、両親は子供のお金を使わせる事を極端に嫌うので、何か物あげたり、美味しいものを食べさせたりすると嫌がるのです。こちらが親孝行と思ってしていた事が、かえって気を使わせている事が分かったので、そこからはお金をかけずに両親が喜んでくれる事を色々と考えました。

そんな時に思いついたのは両親の健康を考えて、私も一緒に歩くと言う事でした。両親の反応はすごく喜んでいます。夫婦二人だと歩く事はなかなか出来ないし、会話もないけれど、私が一緒に歩くことで会話も増えるし、何より健康の為になると言われました。そのうちに私が来る事を心待ちにしているので、何よりも嬉しい親孝行だと言われました。

そんな風に言われたので、私の中ではこれこそが芯の親孝行だと思うようになりました。お金もかからずに、親子関係がとても良好です。

お金を使わずに気持ち良くさせてあげたオイルマッサージ

肩や足裏、ふくらはぎのオイルマッサージを母にしてあげました。オイルはベビーオイルを使ったのですが、これはたまたま家にあったものを使いました。ベビーオイルは色々なものに使えて、マッサージにも適しています。ほんのりした甘い香りも癒し効果があります。

マッサージ師をやっている友達に頼み、少しだけマッサージの仕方のコツなどを教えてもらいました。それを真似るように母に母の日に家で、マッサージ屋になった気分で一時間半ぐらいかけて丁寧に肩やふくらはぎや足裏のマッサージを丁寧に行いました。今までお金をかけてアクセサリーや服を母に買ってあげたことは何度かありましたが、結局パジャマ以外の服やアクセサリーを実際に身に付けてくれることはありませんでした。

あまりお洒落な人ではないため、楽なものしか身に付けない主義なのです。なので、そういったものを買っても無駄になるだけだと思い、お金がかからない、その場で気持ち良くなれる方法であるマッサージという手をとりました。母はとても喜んでいました。

私の母は実質的な性格で、ブランドのバッグや服には興味はなく、美味しいものや気持ち良いマッサージや温泉などが好きなので、その場で身体が解れて気持ち良くなったのは非常に喜んでいました。お金を出してやってもらうよりも気楽で良いとも言ってくれました。

孝行は両親が元気なうちに。いつまでも元気は続きません。

高校卒業と同時に田舎の町から東京に出てしまい、殆ど帰省することもなく三十年近く経ってしまいました。その間、以前は元気であった両親も父はほぼ寝たきりの状態となり、母もその介護疲れからあまり元気とはいえない状態となってしまいました。

両親がもっと若い時に親孝行してあげれば良かったのですが、自分自身の生活で精一杯でなかなか親孝行まで手が回りませんでした。若い頃から仕事ばかりの生活を送っていた両親ですから旅行も殆ど行くことがありませんでした。

ですから地元以外の美味しい料理なども知らずに年老いています。二人とも元気ならば近場でもいいので旅行に連れて行ってあげたいです。そして親子水入らずでその土地の美味しいものを食べてもらい、笑顔になってほしいと思います。

今は仕事もリタイヤしておりますので、温泉にでも浸かりながらのんびりとさせてあげたいです。当たり前に行けば自分よりも先に亡くなってしまう存在の両親ですから、なるべく元気なうちに自分のできる範囲での親孝行はしてあげた方が良いですよ。

自分も年を重ねるうちに体のあちこちにガタが来てしまいますし、それよりももっと親は年老いてしまいます。人間、元気はいつまでも続くものではありません。親もご自分も元気なうちに親孝行はしておくべきです。

生まれ育った田舎に連れて行けなかった事です。

まだ歩けて元気だった頃、良く死ぬ前に一度田舎に帰りたいと言っていました。その時は元気だったので、今度連れて行くからとから返事で、行くつもりはありませんでした。

実家に帰る度、この話が出るのですが、当時は仕事も忙しく何日も休む訳にもいかず、行こうね、と、こればかりでした、今考えれば本当に帰りたかったのでしょう、酷い事をしてしまったと後悔しています。

そんな父も日に日に弱っていきました。レンタカーを借りて後ろで寝て行きながら帰ろうか、などと話していたのですが、もう、車で何時間も乗れるほどの体力も無くなり、何故行けなかったのか、父にすまない気持ちで一杯でした。

そんな父も他界したのですが、いまだに帰りたいと言う言葉が思いだされます。あの元気な時に車でゆっくりと田舎へ行ってあげて、色々な思い出の場所を回ってあげたかったです。

どんな顔をして喜んでくれただろうと想像をしただけでも、行けなかった事への後悔が悔やまれます。地元での美味しいものを食べたり、子供の頃遊んだ川など本当に連れて行ってあげたかったです。

親が元気な時は分からないのですが、親が何々をしてみたいと言ったら、出来る範囲で良いのでしてあげると喜ぶと思います。こんな事と思いがちですが、親にしてみるととても楽しみな事があるのです。是非ちょっとした事でも出来る事はしてあげた方が良いと思います。